ドッグフードのAAFCO基準とは

アフコは、ペットフードの最低ラインを設定する機関

AAFCO(以下アフコ)は、ペットフードにおける安全性の最低ラインを設定する機関です。
アフコは添加物の量や穀物の量などを定め、各企業にそれを伝え遵守させることでペットフードの安全性をある程度は確保してくれています。
日本のペットフードの中にも「AAFCO基準」とラベリングされているものを見かけることは少なくありません。
アフコはアメリカにあり、この基準を満たしていないとアメリカでペットフードを販売することは出来ません。
つまり、アフコ基準であるということはアメリカの販売基準を満たしているドッグフードであるといえるのです。
日本におけるペットフードの規制は2009年から始まっており歴史がかなり浅いです。
ですので、海外の基準を参考にペットフードを選ぶということは決して悪いことではありません。

アフコは検査などを行うわけではない

基準を定めているといいましても、アフコ自体は検査をするわけではありません。
検査はあくまでも企業側が行います。
更にいいますと、この基準はあくまでも「添加物の量を定める」等といった内容なので添加物は入っています。
ですので、アレルギー防止のために無添加のフードを選びたいという際には基準にはなり得ないのです。
コストパフォーマンスが良く、かつ安全性がある程度確保されたドッグフードを選ぶという際には良い基準になるでしょう。

法律などを決める際の基準になる

このアフコという組織によって定められた基準が、アメリカでのペットフード販売の際の法規制の基準になります。
つまり、アフコは販売基準を定める機関でありながらペットフードの法規制を担った機関でもあるのです。
ですので、飼料を販売する会社への権力は絶大といえます。
アメリカの場合はそれぞれの州に法律があり、ペットフードもまたそれぞれの州によって規制がかけられていますが、ここでもアフコは基準となります。
ですので、アフコのペットフードにおける権力はアメリカ全土にわたって発揮しているといえるのです。
それだけの権力があるからこそ、最低限の安全性を確保できているともいえるのですが、その安全性は確実な物ではないのです。

絶対的な安全性があるわけではない

このアフコの力をもってしても防げなかったのが、2007年のペットフード大量リコール事件です。
この事件の発端は、アメリカでアフコ基準を満たしたペットフードを食べた犬や猫たちが死亡してしまうことから始まります。
そのペットフードを調べた結果、なんと有害物質であるメラミンが検出されてしまったのです。
アフコが権力を持っているといっても、先述のように実際に検査を行うわけではありません。
つまり、企業の善性が確保されていなければ何の意味も無い事が証明されてしまったというわけです。
この事件を発端として、日本ではペットフードの安全を確保するための法律が施行され、世界中でも規制がより厳しいものになっていったのです。
アフコの基準は選ぶ際の基準として有効ですが、その安全性は絶対的な物ではないのです。